Friday, March 17, 2006

rashomonijada

Speaking of interesting Macedonian words, there is a word originated from Japanese: "Rashomonijada". Obviously, it is taken from the famous Japanese classic novel "Rashoumon", of which movie was on-aired many times in Macedonian TVs so that the word "Rashoumon" became famous enough to form a new word among Macedonian intellectual class. "-ijada" is like a suffix to form a noun in Macedonian. The meaning of the "Rashomonijada" is the situation that is described differently by different people, so causes lots of confusions, as the movie does. Well, I do not remember the story of Rashoumon much, except the image of just dreadfully dark like hell, and I have never seen the film, so, I can not say much. Macedonian know Japanese things better than me, I guess..... It is impressive that Japanese stuff that I almost do not know can be referred by Macedonian in their newspapers.

面白いマケドニア語といえば、ひとつ、面白い日本語源の言葉があります。芥川龍之介の「羅生門」から派生している「ラショモニヤダ」。その昔、「羅生門」の映画がマケドニアのテレビで何度も何度も放映されていたようで、そのうちとうとうひとつのマケドニア語を形成してしまうくらい「羅生門」という言葉が有名になったようです。 "-ijada"という接尾辞は名詞を作るときに用いられるのですが、「羅生門」に"-ijada"をつけて、"Rashomonijada"(ラショモニヤダ) だって。どういう時に「ラショモニヤダ」と言うかというと、いろんな人がひとつの出来事をぜんぜん違うように説明するので、まったく訳がわかんないことになってしまっている状態、を言うらしい。そういわれてみて、「羅生門」ってそんな話だっけ、とか思ったりして。めっちゃ暗い話だったのは覚えているけど、肝心の中身は覚えていないかも。。。というか、マケドニア人の方が私よりもよく知っているってこと!?  いずれにせよ、ちっと面白い言葉。マケドニアの知識層に使われていて、新聞とかで「あの政治家がこんなこと言っていて、この政治家はこんなことを言っています。もうよくわかんないけど相当ラショモニヤダですね」みたいな使われ方をするらしい。うーん。なんというか、ここまで日本文化がマケドニアに根付いているって感動的ぢゃない?  ムラカミもそうなっていくのかなー。

3 comments:

Anonymous said...

ラショモニヤダに相当する日本語ってあるかねー。ドッチモドッチかなー。/暁

Anonymous said...

すっごい笑えちゃう。
ラショモニヤダだって。
もう、ぷぷぷぷって感じ。
でも、意味的には、どーなの?それは。
「わけわかんない」とか言われちゃうなんて、
頭脳超明晰で剃刀の刃のような切れ味が売りだった芥川龍之介がこのことを知ったら、
嬉しいやら悲しいやら。だと思いました。

しかし笑えるわ~。龍ちゃんには悪いけど。

                卯

Anonymous said...

ラショモニヤダに相当する日本語はなんと「薮の中」でした。
羅生門の映画自体、小説の羅生門をベースとした訳ではなく、芥川の「薮の中」をベースとしているから。
ってことをいま知りました! 
日本語でも、「闇の中」とか「霧の中」とかいう言葉は、この小説「薮の中」が語源なんだって。ほほーってかんじ。